「男は顔じゃない」は分かった。でもLinkedInの写真くらい良いものを使おう

先日、LinkedInでつながり申請を受けた。

私は基本的にビジネス目的でLinkedInを使っているので、申請はだいたい承認する。変な人だったら後で切ればいい。最初から一人ひとり厳密に審査するほど暇でもない。

ただ、プロフィール写真を見て「これはちょっと……」と思う人は、そのまま無視することがある。

別にイケメンである必要はない。

スマホの自撮りでもいいと思う。ただ、何枚か撮って、その中で一番まともな写真を使うくらいはしたほうがいい。

日本の古い男性の価値観に「男は顔じゃない」というものがある。

私は、これは少し違うと思っている。

もちろん、生まれつきの顔の造形で人間の価値が決まるとは思わない。しかし、最低限の清潔感や、相手に不快感を与えないための配慮は必要だ。

面白いことに、「男は顔じゃない」と言う人たちは、同時に「その人の人生は顔に出る」とも言う。

顔は関係ないのか、顔に全部出るのか。どっちなんだ。

結局のところ、私たちも無意識に人の顔や表情から何かを判断しているのだと思う。

私自身、LinkedInなどで使っている写真は写真館で撮ってもらったものだ。

「実物より良く見える写真を使うのは、パッケージと中身が違う詐欺ではないか」という考え方もあるかもしれない。

しかし、初対面で良い印象を持ってもらうことは大事だ。

商品だってパッケージをきれいにする。会社だってWebサイトを整える。営業マンだって商談の日には多少まともな服を着る。

なぜプロフィール写真だけ「ありのままの俺を見ろ」になるのか。

別に若い女性のように加工アプリを使って、目を大きくして顎を削れと言っているわけではない。

髪を整える。清潔な服を着る。明るい場所で撮る。何枚か撮った中から一番良いものを選ぶ。

その程度の話だ。

ルッキズムと言われれば、少しはそうなのかもしれない。

ただ、ビジネスの場で相手に不快感を与えないようにするのは、能力以前の配慮でもある。

「中身で判断してくれ」と言うのは自由だ。

しかし、中身を見てもらう前に写真で閉じられたら、その自慢の中身までたどり着いてもらえない。

男は顔じゃない。

それはたぶん正しい。

でも、プロフィール写真くらいは一番良い顔を使おう。