妻の会社にもClaudeがやってきたらしい

先日、妻が仕事から帰ってくるなり、少し興奮気味にこう言った。

「会社でClaudeが使えるようになった。」

私も毎日Claudeを仕事で使っているので、「ようやく来たか」という感じだった。

第一印象を聞いてみると、一言。

「めちゃくちゃ賢い。」

これまで会社ではCopilotを使っていたらしいが、その違いはすぐ分かったそうだ。

何がそんなに違うのか聞いてみると、

「前に話したことを覚えてくれる。」

そこだった。

AIを仕事で使っていない人には意外かもしれないが、この差はかなり大きい。

毎回ゼロから説明する相手と、一緒に仕事を続けている相手では、生産性がまるで違う。

それを聞いて、私はすぐ妻に一つだけアドバイスを送った。

「仕事の内容は、全部ドキュメントに残した方がいい。」

AIとのやり取りを、その場限りで終わらせない。

作業内容や判断理由をドキュメントとして残し、次の仕事ではその資料をClaudeに読ませてから始める。

これだけでも、AIはかなり優秀な相棒になる。

実際、私も普段そういう使い方をしている。

もう一つ面白かったのは、妻の反応である。

Copilotを使っていた頃は、

「会社のツール」

くらいの認識だった。

ところがClaudeについて話している時は、明らかにテンションが違う。

「なんか友達ができたみたい。」

そんなことまで言っていた。

ここで一つ気になった。

Copilotも裏では大規模言語モデル(LLM)が動いている。

では、何がそこまで違ったのだろう。

正直、私には分からない。

Copilotは複数のAIを使い分けるオーケストレーターのような仕組みなので、当時使われていたLLMの性能が物足りなかったのかもしれない。

あるいは、Copilotそのものではなく、UIや会話の設計が妻には合わなかっただけなのかもしれない。

何しろ、私はCopilotを仕事で使ったことがない。

だから、このあたりは推測でしかない。

ただ、一人の一般ユーザーが「仕事の道具」ではなく「相棒」と感じるくらい印象が変わったことだけは事実である。

AIの性能だけではなく、使い勝手や会話の設計も、思っている以上に重要なのだろう。

もっとも、私は最後に一つだけ釘を刺しておいた。

「そいつ、たまに盛大にやらかすからね。」

AIは賢い。

でも、完璧ではない。

自信満々に間違えることもあるし、人間なら一度確認するようなことを、そのまま実行しようとすることもある。

私は開発で毎日AIを使っているので、その辺は嫌というほど経験してきた。

だから、AIは信用してもいい。

でも、バックアップだけは忘れない方がいい。

そして、大事なファイルを変更させるときは、一度深呼吸してから実行してほしい。

AIの世界では、「ごめんなさい」は一瞬だが、バックアップから戻す作業は結構長い。