ITエンジニアに学歴は必要か? —— たぶん「あると楽」、でも最後は勉強できる奴が強い

「ITエンジニアって学歴いらないんですよね?」

この質問、結構される。

で、答えとしては半分YES、半分NOだと思ってる。

実際、現場に入ると、最終的に見られるのは「何ができるか」だ。 コードが書けるか。設計できるか。障害対応できるか。AIを使いこなせるか。 正直、運用中の本番障害で「〇〇大学卒です!」と言ってもサーバは直らない。

なので、実務の世界では学歴そのものの価値はかなり薄まる。

ただ、一方で日本社会って、やっぱり最初の入口では学歴をかなり見る。

大手SIerとか、人気のメガベンチャーとか、ああいうところに入る時は、学歴が強いチケットになるのは事実。 企業側からすると、未経験者を判断する材料が少ないので、「受験を突破した」という実績を使いたくなる。

これはもう善悪というより、単純に選別コストの問題なんだと思う。

あと、これは言いにくい話だけど、実際問題として、高学歴な人って勉強慣れしてる人が多い。

新しい概念を理解する速度とか、長期間コツコツやる能力とか、情報整理とか、その辺はやっぱり強い。

で、ここからがIT業界の面白いところ。

この業界、学歴だけでは逃げ切れない。

むしろ途中から、「今でも勉強してるか」が全部になる。

新しい言語。 クラウド。 AI。 セキュリティ。 コンテナ。 LLM。 数年単位で流行が変わる。

昔の知識だけで20年戦える世界ではない。

だから、学歴が高くても勉強を止めた人は普通に置いていかれる。 逆に、学歴がなくても勉強を続ける人はどんどん伸びる。

ここはかなりフェアな世界だと思う。

自分もこの業界長いけど、最終的に強い人って「勉強が苦じゃない人」なんだよね。

別に有名大卒じゃなくてもいい。 でも、

みたいなのを、ある程度楽しめる人じゃないと結構きつい。

逆に言うと、「勉強が嫌いだけどITで一発逆転したい」は、実はかなり相性が悪い。

IT業界って、「学歴社会ではない」のは事実なんだけど、その代わりに「学習社会」なんだと思う。

学歴というレールから外れても、スキルで逆転できる。 でもそのスキルは、結局ずっと学び続けないと手に入らない。

だからもし今、学歴にコンプレックスがあったとしても、そこまで悲観しなくていい。 この業界は、社会人になってからでも巻き返せる数少ない世界だから。

ただし条件がある。

勉強からは逃げられない。 そこだけは、多分みんな平等。