AIにGit操作を任せたら、自分でコミットしなくなった話

最近ふと気付いた。

そういえば、自分でGitコミットをほとんどしなくなった。

別にGitをやめたわけではない。

GitHubは毎日見るし、プルリクエストも確認する。

ブランチ構成も把握している。

ただ、自分の手でコミットする機会が激減した。

原因は単純で、Claude Codeに任せているからだ。

昔はSourceTreeを使っていた。

今でも使っている。ただし見るだけだ。

GUIツールの見やすさは健在である。

ただ、Gitの運用には地味に面倒な作業が多い。

差分確認。

ステージング。

コミットメッセージ作成。

Push。

一つ一つは数秒で終わる。

しかし毎日何十回もやる。

その積み重ねが意外と面倒だった。

そしてGitというやつは定期的に機嫌が悪くなる。

ブランチが切り替わらない。

中途半端なマージ状態になる。

コンフリクトが発生する。

昔はそうなるたびに自分で調べていた。

エラーメッセージを読む。

ログを見る。

ググる。

最後はターミナルを開く。

だいたいそんな流れだった。

最近は違う。

Claudeに

「コミットして」

と言う。

すると勝手に差分を確認する。

変更内容をまとめる。

コミットメッセージを考える。

コミットする。

Pushする。

終わりである。

最初は少し不安だった。

コミットメッセージなんて人間が書くものだと思っていたからだ。

しかし実際に使ってみると、私が書くよりまともなことが多い。

何を変更したのか。

なぜ変更したのか。

どの機能に影響するのか。

ちゃんと整理して書いてくれる。

たまに修正することはあるが、大部分はそのまま採用している。

そして地味に便利なのがトラブル対応だ。

Gitのエラーが発生すると、Claudeは勝手に原因を調べ始める。

状態を確認する。

ログを見る。

必要なら追加コマンドを実行する。

そして、

「原因はこれでした」

「このように対処しました」

と報告してくる。

こっちはコーラを飲みながら待っているだけだ。

特にコンフリクト対応は感動した。

昔は少し気が重かった。

競合箇所を確認して、

どちらを採用するか考えて、

影響範囲を確認して、

慎重に解消する。

今は、

「ここが競合しています」

「今回はこちらを採用した方が自然だと思います」

「理由はこうです」

と提案してくる。

もちろん最終判断は自分でやる。

しかし作業量は圧倒的に減った。

Git操作そのものが目的ではない。

私がやりたいのはシステム開発だ。

Gitは必要な道具だが、主役ではない。

昔の開発者はエディタ論争をしていた。

Vim派とかEmacs派とか。

私の若い頃はGUI派かCUI派かという議論もあった。

しかし最近は少し違う。

AI派という選択肢が増えた。

Gitを理解しなくていいという話ではない。

むしろGitの仕組みを理解しているからこそ、AIの提案を判断できる。

車を運転するときにエンジンを組み立てないのと同じだ。

最近の私の運用ルールは単純だ。

ローカル作業。

コミット。

Push。

ここまではClaudeに任せる。

一方で共有ブランチへのプルリクエストやマージは人間がやる。

最後の確認だけは自分の責任だと思っている。

このあたりが今のところ一番バランスがいい。

コードを書くAI。

レビューするAI。

コミットするAI。

そして、それを確認しながらコーラを飲む私。

今のところ、この役割分担でうまくいっている。