タイトル:「あ、これ無理」と言って消えたインド人エンジニアを、ちょっと見習いたい話

最近、ふと思うことがある。

日本人、責任感が強すぎる気がする。

もちろん、それ自体は悪いことじゃない。真面目に働くとか、周囲に迷惑をかけないようにするとか、社会を支えている大事な価値観だと思う。

でも、その責任感のせいで明らかに疲れ切ってる人を、業界でかなりの数見てきた。

エンジニアに限らない。PM、営業、管理職、みんなそう。

「自分がやらないと」 「今抜けたら迷惑がかかる」 「ここで逃げたらダメだ」

そう言いながら、休日も働いて、寝不足で、なんとなく顔色が悪い。

でも、冷静に考えると、仕事って人生そのものじゃない。

あくまで、お金を稼いで生活するための手段だ。

今の会社がなくなっても、人間は意外と生きていける。 転職だってあるし、フリーランスだってあるし、最悪ちょっと休んだっていい。

なのに、日本人は「今の職場」に人生を賭けすぎる。


昔、一緒に仕事をしていたインド人エンジニアがいた。

ある日、突然「交通事故に遭った」と連絡が来て、そのまま現場から消えた。

本当に事故だったのかは、正直わからない。 たぶん嘘だったんじゃないかと思う。

ただ、現場はかなり荒れていた。

深夜対応、無茶振り、終わらない仕様変更。 日本人メンバーは「頑張るしかない」と耐えていたが、彼は違った。

「あ、これ無理だ」

と判断した瞬間に、切ったのだと思う。

当時は驚いたが、今振り返ると、あれはある意味で合理的だったのかもしれない。

もちろん、全てのインド人が無責任だと言いたいわけではない。 普通に真面目で優秀な人もたくさんいるだろう。

ただ、少なくとも日本人よりは「自分を優先する」感覚が強い気がする。

以前、インドで働いていたというYOUTUBERも似たような動画を流していた。

インドでは、会社を辞める時に引き継ぎをほとんどしないケースもあるらしい。

理由はシンプルで、

「もう辞める会社の評価なんて、自分の人生に関係ない」

という感覚らしい。

日本人的感覚だと「無責任」に聞こえる。

でも、日本人は逆方向に振り切れすぎている気もする。

辞める会社のために最後までメンタル削って、体調崩して、なんならその後しばらく動けなくなる人もいる。

そこまで背負う必要、本当にあるのか。


真面目な人ほど危ない。

責任感が強い人ほど、自分を追い込む。

「自分が抜けたら現場が回らない」

いや、回る。

多少混乱しても、会社は普通に続く。

あなたがいなくなっても、組織は回るようにできてる。 資本主義って、たぶんそういう仕組み。

でも、ボロボロになったあなたのことは、会社は別にケアしてくれない。

だから、たまには少しだけドライでいい。

限界なら逃げていい。 無理なら辞めていい。

日本人はもう少し、「自分のことを優先する合理性」を持ってもいい気がする。


…とか書いてみたものの、

たぶん今これを読んでる真面目な人ほど、明日も普通に出社して、無茶振りに普通に対応すると思う。

「いや、自分の現場はそうもいかなくて…」

ってなるやつ。

それでも、月に1回くらいは思い出してほしい。

あの日「あ、これ無理」と言って消えたインド人エンジニアのことを。

たぶん彼は今頃、別の国で別の仕事して、普通に元気にやってる。

それくらい雑でも、人生はちゃんと続く。

なので、まあ、無理しすぎず、ぼちぼちいきましょう。