日本の城には「2種類」ある
今日はITとは全く関係ない話。
長期休暇の際に城巡りをしてきた。
そこで改めて思ったのだが、日本の城には大きく分けて2パターンある。
1つは、姫路城 のような「昔のまま残った城」。
もう1つは、大阪城 のような「第二次世界大戦後に再建された城」。
外から見ると、正直ぱっと見ではわからない。 でも実際にはかなり違う。
姫路城は、江戸時代以前の姿を今に残す非常に貴重な城で、国宝にも指定されている。 おそらく日本で最も有名な“本物の城”の1つだと思う。
一方、大阪城は現在の建物としては鉄筋コンクリート製。
中にはエレベーターもある。
極端に言えば、「城の形をした近代的な博物館」に近い。
もちろん、大阪城に価値がないという話ではない。 むしろ第二次世界大戦後、多くの地域で「街のシンボルを復活させたい」という思いから、城の再建が行われた。
ただ、日本の城=全部昔のまま残っている、と思われると少し違う。
実は日本の城の多くは、一度失われている。
江戸時代が終わり、侍の時代が終焉すると、多くの城は役目を失った。 維持費もかかるため、取り壊されたり放置されたりした。
さらに、貴重な城の多くも第二次世界大戦中の空襲で焼失した。
そのため、現在見ることができる城の中には、
- 昔から現存する城
- 第二次世界大戦後に再建された城
の両方が混ざっている。
最近では、名古屋城 で「コンクリート製の天守を壊し、昔の設計図に沿って木造で再建しよう」という話も出ている。
ただ、そうすると今度はバリアフリーの問題が出てくる。
昔の構造を忠実に再現すると、エレベーターなどを設置しにくい。
つまり、
- 歴史的な再現性を重視するのか
- 現代の利便性を重視するのか
という難しい問題になる。
今回いろいろな城を回ったが、どちらにも外国人観光客がたくさんいた。
ただ、外国の人から見ると、姫路城も大阪城も「同じ日本の城」に見えるかもしれない。
でも実際には、
- 数百年前から残る木造建築
- 第二次世界大戦後に復元された近代建築
という違いがある。
余談だが、東京には城自体はないので探さないように。 城があった土地が皇居になってるので、堀とか石垣の後はみれます。 江戸時代の初期には天守があったのだが、火事で燃えてそれ以降再建されてなかったそうです。
城を再建するよりは、火事で燃えた街の再建にお金を使ったという美談とされるが、 もはや城なんか不要なくらい、幕府の権力が大きくなったというのが真相らしい