AIが思考の無限ループに落ちたら、人間がやるべきこと

今日もAIにバグ修正を任せていた。

しかし、何回やっても直らない。

エラーメッセージは変わる。 コードも毎回変わる。 でも、結果は同じ。

そのうちAIも気合いが入ってきた。

「これまでとは違う視点で根本から見直します。」

「設計レベルから再検討します。」

「かなり長くなってきたので、今回で解決します。」

……熱血スポ根モードに入ってしまった。

こういうときは、人間が介入するタイミングだ。

AIは優秀だが、一度間違った仮説を信じ込むと、その仮説を前提に延々と考え続けることがある。

そこで私はこう指示した。

「本番データで一気通貫テストをするのはやめよう。」

「固定データを用意して、A→B、B→Cと、各段階で同じデータが通過しているか確認して。」

要するに、昔ながらのデバッグ手法だ。

すると数分後、AIが答えた。

「原因が分かりました。BからCへ行くはずのデータが、BからFへ送られていました。」

……おい。

そこだったのか。

人間なら途中のデータを確認しよう、と比較的早い段階で思いつく。

でもAIは最後まで「コードを直せば解決する」と信じてしまっていた。

コードを書く能力は、もはやAIのほうが上かもしれない。

それでもデバッグの進め方や、「どこを疑えば一番早いか」という勘や経験については、まだ人間に一日の長があるようだ。

もちろん、この差も数年後には埋まる気がしている。こないだ一瞬だけ使えた Fable 5モデルならできてたのかも?

まあ近いうちに、AIが自分で「固定データを流して途中を確認します」と言い出すのかもしれない。

……そろそろ、引退後の仕事を考えたほうがいいかもしれない。残念ながら、アイデア出しはAIだけどね。