また新しい肩書きが生まれていた
最近AI界隈を眺めていたら、また新しい3文字熟語が誕生していた。
FDE。
Forward Deployed Engineer。
最初見たときは、
「またか」
と思った。
AI業界は定期的に新しい肩書きを生み出す。
Prompt Engineer。
AI Evangelist。
AI Transformation Consultant。
そして今度はFDEである。
なんでも顧客の現場に入り込み、業務を理解し、課題を整理し、AIを活用した仕組みを設計して実装するらしい。
説明を読んでいて思った。
それ、昔からSEがやってないか?
私が20代の頃から、
客先へ行く
↓
業務を聞く
↓
要件を整理する
↓
システムを作る
↓
動かないので怒られる
↓
直す
という流れは存在した。
違うのは最後に出てくる単語が
「ERP」
だったり
「クラウド」
だったり
「DX」
だったり
「AI」
だったりするだけである。
FDEという職種自体は昔からあったらしいが私は知らなかった。
AIの併用という点で注目が集まったようである。
ただ、説明を読むたびに思う。
新職種というより、
「昔からいた人たちに新しい名前を付けた」
ようにしか見えない。
そういえば数年前にはプロンプトエンジニアという神職種も流行った。
年収3000万円。
未来の仕事。
AI時代の必須人材。
あれは今どこへ行ったのだろう。
多分FDEの仕事自体は3年後には消えない。
消えるのは名前だけだ。
肩書きだけが消えて、
結局残るのは昔と同じ。
客の話を聞いて、
曖昧な要求を整理して、
動くものを作って、
責任を取る人。
IT業界は新しい3文字熟語を作るのが好きだ。
でも現場で求められる能力は驚くほど変わらない。
変わっているのはツールの方だ。
たぶん3年後にはまた別の名前が流行っているんだろう。
そして私は同じことを言っている。
「それ、昔からSEがやってた仕事では?」